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2011年2月27日 (日)

三谷幸喜作 「ろくでなし啄木」

「旬の俳優を生で見てみよう第2弾」として見に行ってきました。

2011年2月26日 13:00 天王洲 銀河劇場

公式サイトはこちらです。

http://www.horipro.co.jp/usr/ticket/kouen.cgi?Detail=148

啄木とその愛人トミ、そして啄木の友人テツの3人が東北の温泉場に泊まりに行きます
が、啄木はトミとテツの2人をだまし、大金を巻き上げた上で忽然と姿を消します。その日
のいきさつを十数年後にトミからの視点、テツからの視点、そして故人となった啄木からの
視点で3人がそれぞれ語るという構成で、この構成自体はなかなかおもしろいなと思いま
した。
最後は藤原竜也@啄木がなぜ2人をだましたのか、その理由を文学を志す者としての苦
悩を絡めて語るのですが、その理由自体にはあまり感じるものがありませんでした。ただ
藤原竜也自身は啄木とシンクロして感極まったようで、カーテンコールでは何回も目元や
鼻をぬぐっていました。

吹石一恵はこのお芝居が初舞台で、その天然ぶりを三谷さんが朝日新聞に連載している
自身のコラムに書いていましたが、声のトーン、声量とも安定してセリフ回しも明瞭で、情
感の表現も適切なのに感心しました。
藤原竜也、中村勘太郎も大熱演でしたが、早口でセリフをたたきつけるように言うところが
逆に物語の奥行きや余韻をなくしているように感じてちょっと気になりました。こういう演出
なのでしょうか。2人のアドリブに任されているところが1場面だけあるのですが、この日の
藤原竜也はうまくアドリブが思いつかなかったようで、「見切り発車はやめとけ。」と勘太郎
に突っ込まれて苦笑いをし、客席からも笑いと拍手が起きていました。

残念ながら「テンペスト」「ろくでなし啄木」ともドラマを堪能する、というところまではいきま
せんでしたが、もうしばらく「旬の俳優を生で見てみようシリーズ」は続けてみようと思いま
す。

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