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2012年11月12日 (月)

ダニール・シムキン主演 東京バレエ団 「くるみ割り人形」 11/11

小出ちゃんとシムキンくんのキラキラ幸せオーラに顔がほころびました。

2012年11月11日 東京文化会館

主な配役

クララ:小出領子
くるみ割り王子:ダニール・シムキン

<第1幕>
クララの父:森川茉央
クララの母:高木綾
兄フリッツ:乾友子
くるみ割り人形:氷室友
ドロッセルマイヤー:木村和夫
ピエロ:長瀬直義
コロンビーヌ:岸本夏未
ムーア人:小笠原亮
ねずみの王様:梅澤紘貴

<第2幕>
スペイン:田中結子-後藤晴雄
アラビア:西村真由美-柄本弾
中国:佐伯知香-氷室友
ロシア:乾友子-宮本祐宜
フランス:高村順子-吉川留衣-長瀬直義
花のワルツ(ソリスト):
渡辺理恵、矢島まい、川島麻実子、二階堂由依
梅澤紘貴、森川茉央、安田峻介、松野乃知

指揮:井田勝大
演奏:シアターオーケストラ東京

いや~、とってもほのぼのする公演でした。くるみ割り人形から王子に変身するところで
シムキンくんは顔を覆っていた手をそっと顔から離すのですが、その瞬間劇場中にキラキ
ラオーラが放たれ、やっぱりこの人は「持っている」んだなあと思いました。もちろんシムキ
ンくんはテクニック全開なんですが、少しも見せつける感じがなく、あくまでもやわらかく美
しく、優れたバランス感覚を生かしたピルエット、ふわっと高く上がるジュテ・アントルラセ、
美しいランヴェルセに大満足しました。サーベルを片手で高く真っ直ぐ上げたままのピル
エット・ア・ラ・スゴンドはかなり難しいと思うのですが、全くバランスを崩すことなく余裕で
回っていて、客席からは拍手が起きました。小出ちゃんと踊るのは初めて見たのですが、
パートナーシップもいいようですね。小出ちゃんも踊りやすそうで、余裕の笑みがこぼれて
いました。今年のバレフェスの「ドン・キホーテ」では手を離すことができなかったフィッシュ
ダイブですが、3秒ほどでしたがきちんと両手を離していて、う~ん、若者の成長力ってす
ごいなあと思いました。ただリフトは一杯々々かな、と思うことがあったので、今後はリフト
が課題でしょうか。
東京バレエ団の「くるみ割り人形」を見るのはアリーナ・コジョカル&ヨハン・コボーがゲスト
で出演した2009年以来なのですが、2幕のディヴェルティスマンもコール・ドも全般的にレ
ベルアップしたようで、見応えがありました。

ただ残念なのが、もう言い尽くされていますが、色あせた衣装と舞台装置で、そろそろ何と
かしてほしいと思います。いっそのことウィーン国立バレエから衣装と舞台装置を借りてヌ
レエフ版を上演したらどうでしょう? 版権とかややこしい問題はあると思うのですが、ル
グリ先生は喜んで指導してくれると思いますし、難しいヌレエフ版を踊ることでダンサーた
ちのレベルアップも期待できるのではないでしょうか。ノイマイヤーの「ロミオとジュリエット」
とか新しい演目に挑戦するのももちろん大切ですが、踊りだけではなく、衣装や舞台装置
も含めて見応えのある「チャイコフスキー三大バレエ」を上演することは古典を踊るバレエ
団としてとても大切だと思うのですが。
ちなみにわたくしご推奨の「ヌレエフ版くるみ割り人形」ですが、ほぼ全編がYoutubeにアッ
プされています。「casse noissete paris」で検索すれば見つかると思います。
カーテンコールだけですが、ドロテ・ジルベール&マチュー・ガニオ主演の「ヌレエフ版くる
み割り人形」の写真を2009年12月の記事に載せてありますので、よろしければご覧くだ
さい。
次は「インテンシオ」ですが、こちらも楽しみです。

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