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2013年4月21日 (日)

「マニュエル・ルグリの新しき世界Ⅲ」 Bプロ

「ルグリ祭り」が終わりました。2日分まとめた感想です。

2013年4月20、21日 五反田ゆうぽうとホール

「クリアチュア」より

振付:パトリック・ド・バナ
音楽:デム・トリオ(トルコの伝統音楽)、マジード・ハラジ、ダファー・ヨーゼフ

秋山珠子、ディモ・キリーロフ・ミレフ

2010年の「マニュエル・ルグリの新しき世界」でオレリー・デュポンとフリーデマン・フォー
ゲルが初演している作品ですが、男女の緊張感を漂わせながら踊っていたオレリー&フォ
ーゲル組の方が作品の表現としては上だと思いました。


「ノクターン」 ("Songs of the Night"より)
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:フレデリック・ショパン

シルヴィア・アッツォーニ、アレクサンドル・リアブコ

ショパンのノクターンに乗せた作品です。男女の心のすれ違い、葛藤がテーマかしらん?
という作品ですが、もうもうとにかくアッツォーニ&リアブコ組の表現力に脱帽でした。私の
文章力ではこれ以上の表現ができないのが残念です。


「アルルの女」 より
振付:ローラン・プティ
音楽:ジョルジュ・ビゼー

マリア・ヤコヴレワ、キリル・クルラーエフ

20日よりも21日の方が良かったかなあ、と思います。抜粋なのでなかなか難しいと思い
ますが、もうちょっと2人とも役に入り込めると良かったのに、と思います。


「ファクタム」
振付:パトリック・ド・バナ
音楽:フェルナンダ・アンド・ベルナルダ・デ・ウトレーラ/ルイス・ミゲル・コボ

ヘレナ・マーティン、パトリック・ド・バナ

2012年に初演された作品だそうです。フランメンコとコンテンポラリーダンスの異素材ミッ
クス、という感じでけっこう斬新でした。フランメンコの音楽に電子サウンドを乗せた曲が使
われていましたが、バナさんは音楽の使い方がうまいですね。


「ル・パルク」 より
振付:アンジュラン・プレルジョカージュ
音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト

オレリー・デュポン、マニュエル・ルグリ

うーん、何て言ったらいいのか。昨日は2人のタイミングが合わないところがあったし、今
日はルグリ先生がオレリーをリフトしきれないところもあったし、何より期待していた濃厚な
ドラマが展開しなかったのが残念でした。特にルグリ先生のテンションの低さは何だった
のでしょうか。
余談ですがこの「ル・パルク」、オレリー・デュポンのドキュメンタリー、「輝ける一瞬に」のD
VDに特典映像として収録されています。


「エイムレス」
振付:ディモ・キリーロフ・ミレフ
音楽:マーク・リボー

秋山珠子、ディモ・キリーロフ・ミレフ

申し訳ありませんが、よくあるコンテという感じで、あまり感じるものはありませんでした。も
うちょっと2人の間に相互作用があると良かったのですが。多分公私に渡る、ということだ
と思うのですが、ミレフさんは秋山さんのパートナーらしいですね。


「テーマとヴァリエーション」
振付:ジョージ・バランシン
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー

リュドミラ・コノヴァロワ、デニス・チェリェヴィチコ
東京バレエ団

あ~んまりこの作品は好きではないのですが、コノヴァロワとチェリェヴィチコのきっちりと
した古典のテクニックを堪能しました。でもこの2人らしさが見られる作品に変更してもよ
かったのでは、という気もします。


「ノット・ウィズアウト・マイ・ヘッド」
振付:ナタリヤ・ホレツナ
音楽:テリー・ライリー

シルヴィア・アッツォーニ、アレクサンドル・リアブコ

この2人のために振付けられ、2012年に初演された作品だそうです。セリフともうなり声
ともつかない2人の絶叫や笑い声が合間にはさまれる何ともエキセントリックな作品なので
すが、とにかくこの2人の表現力に圧倒されました。これ以上の表現ができないのがまた
また残念です。
ノイマイヤー先生、そろそろ日本公演をお願いしたいんですが、いかがでしょう?


「モシュコフスキー・ワルツ」
振付:ワシリー・ワイノーネン
音楽:モーリツ・モシュコフスキー

マリア・ヤコヴレワ、キリル・クルラーエフ

明るいワルツに乗せた楽しい気分になるパ・ド・ドゥで、クルラーエフは前日20日よりも茶
目っ気たっぷりに踊っていました。アダージョ → ヴァリエーション → コーダという形式
かと思ったら、アダージョだけで終わってしまったのが残念でした。


「シルヴィア」 より
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:レオ・ドリーブ

オレリー・デュポン、マニュエル・ルグリ

残念ながら化学変化は起きなかったように思います。やっぱりルグリ先生のテンションが
低いように感じたのは私だけでしょうか。オレリーとルグリ先生のいろんな意味での「距
離」を感じてしまいました。
この「シルヴィア」ですが、オレリー&ルグリ先生主演でDVDになっています。

いつもだったら感動、感激、興奮をあらわす言葉を思いつく限りここに並べるのですが、今
回は残念ながら浮かんできません。
欲張りだとは思いますが、もう1回鳥肌が立つルグリ先生の舞台を見たいです。

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コメント

いつも楽しみに読ませて頂いてます。Bプロ(21日)のみ観ました。「こうもり」やはりよかったですか!去年の公演で、ルグリ先生の軽妙洒脱なステップに魅了されただけにAプロ移動は私には痛恨の極みでした。「シルヴィア」など演目に疎いこともあって、昨日はちょっと消化不良で会場を後にしました。でもまた行きますよ!

rapinblueさん、初めまして。コメントありがとうございます。
「こうもり」を見られなくて残念でしたね。
今回私の感想はちょっと辛口になってしまいましたが、
もちろん次回の公演も楽しみに待ちたいと思います。

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