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2014年3月23日 (日)

オレリー・デュポン&エルヴェ・モロー主演 パリ・オペラ座バレエ 2014年日本公演 「椿姫」 3/22

今日は神様が降りてきました。素晴らしすぎて、頭はまだ興奮状態です。

2014年3月22日 13:30 東京文化会館

「椿姫」

プロローグ付 全3幕

アレクサンドル・デュマ・フィスの小説に基づく

音楽:フレデリック・ショパン
振付・演出:ジョン・ノイマイヤー(1978年)
美術・衣装:ユルゲン・ローゼ
照明:ロルフ・ヴァルター

2006年6月20日パリ・オペラ座初演


主な配役

マルグリット:オレリー・デュポン
アルマン:エルヴェ・モロー
デュヴァル氏(アルマンの父):ミカエル・ドナール(ゲスト・エトワール)

マノン・レスコー:ローラ・エッケ
デ・グリュー:ヴァンサン・シャイエ

プリュダンス:サブリナ・マレム
ガストン:クリストフ・デュケンヌ
オランプ:レオノール・ボラック
公爵:ローラン・ノヴィ
N伯爵:シモン・ヴァラストロ
ナニーナ(マルグリットの侍女):クリスティーヌ・ペルツェー

演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
指揮:ジェームズ・タグル
ピアノ:エマニュエル・ストロセール、フレデリック・ヴェス=クニテール

いや~、もうほんとに素晴らしかったです。何から書けばいいんだろう。オレリー&エル
ヴェの「役柄になりきったが故のリアリティー」、振付を越え、自らの言葉として、感情として
のポーズ、ムーブメント。その時間、空間を共有できる幸せを感じました。
ケガ、故障に悩まされ、一時は引退という情報も伝わってきたエルヴェですが、何か吹っ切
れたのでしょうか、踊りにも精神にも確かな芯が1本通ったようで、何の迷いも衒いもなく
「アルマン」という役柄に自分自身を開放する姿はうらやましくもありました。

オレリーのマルグリットは2006年の初演時にマニュエル・ルグリ先生と共演したときに見
ているのですが、あのときのマルグリットが必死に自分の運命を否認するマルグリットだと
したら、今日のマルグリットは華やかに振る舞いながらもどこか自分の運命を予見し、一種
のあきらめをにじませたマルグリットで、来年アデューを控えたオレリーとどこか重なるとこ
ろがありました。もっとも実生活のオレリーは2人の子供に恵まれ、充実した生活を送って
いると思いますが。

神様は第3幕の「黒のパ・ド・ドゥ」に降りてきました。おそらく2人は半トランス状態だったろ
うと思いますが、激しい感情というよりも何かお互いに愛おしむような静かな感情が伝わっ
てきて、思わずオペラグラスを降ろしました。「黒のパ・ド・ドゥ」を見てこんな感情に襲われ
たのは初めてでした。
終演後のオレリーは涙を浮かべていましたが、2006年の公演で浮かべていた涙とは違う
涙でした。どんな思いが去来していたのでしょうか。客席は大拍手&スタオベで、しばらく
拍手は鳴り止みませんでした。今日の公演はずっと忘れないと思います。

ソワレまで時間があったので、久しぶりに出待ちをしてみたのですが、終演後かなり時間
がたってから別々に出てきた2人はにこやかにサインに応じていました。実はずいぶん前
にオペラ・ガルニエで出待ちをしてエルヴェからサインをもらったことがあるのですが、あの
ときの神経質そうな雰囲気は全くなく、余裕すら感じました(注 今回は姿を眺めるだけで、
サインはもらってませ~ん)。エルヴェもアデューまでおそらくあと4~5年ではと思います
が、思う存分踊ってほしいと思います。

こちらに終演後の写真があります。
https://twitter.com/nbs_japan/

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コメント

3/22のマチネのオレリー・デュポン&モロー、私も行きました。
この公演、主役二人の役への入り込み方が凄かったです。
モローのアルマン、ガラでもいいからまた見る機会があったらなと
思いました。

前日のイサベル・シァラボラ&ガニオも見ました。
オレリーは儚さ・純粋さが感じられ、イサベルは妖艶さ・高級娼婦らしさが
強く感じられました。

アニエスも行きたかったけど、昨夏「天井桟敷の人々」で見たので
今回はパスしたけど、行けばよかったかも。。。

meiさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
オレリー&エルヴェの「椿姫」は歴史に残る名演だと思います。
映像として残らないのがもったいない。
アニエス&ステファンの「椿姫」はこれから感想を書きたいと
思いますが、踊りの完成度という点ではオレリー&エルヴェ組には
かないませんが、ドラマの表現という点では非常に優れていて、
周りの人に泣いているのを気づかれないようにするのが大変でした。
meiさんには申し訳ありませんが、シアラヴォラ&マチュー組にはもう
ひと踏ん張りしてほしかったと思います。

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