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2014年3月24日 (月)

パリ・オペラ座バレエ 2014年日本公演 イザベル・シアラヴォラ&マチュー・ガニオ主演 「椿姫」 3/22

ファンの方には大変申し訳ありませんが、辛口の感想です。

2014年3月22日 18:30 東京文化会館

主な配役

マルグリット:イザベル・シアラヴォラ
アルマン:マチュー・ガニオ
デュヴァル氏(アルマンの父):アンドレイ・クレム(ゲスト・アーティスト)

マノン・レスコー:エヴ・グリンツテイン
デ・グリュー:クリストフ・デュケンヌ

プリュダンス:ヴァランティーヌ・コラサント
ガストン:ヴァンサン・シャイエ
オランプ:シャルロット・ランソン
公爵:ローラン・ノヴィ
N伯爵:アドリアン・ボデ
ナニーナ(マルグリットの侍女):クリスティーヌ・ペルツェー

演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
指揮:ジェームズ・タグル
ピアノ:エマニュエル・ストロセール、フレデリック・ヴェス=クニテール

日本でも人気のあるシアラヴォラですが、私はどうも苦手で、高級娼婦という役柄に合って
いるとは思うのですが、華やかさの陰にある孤独、脆さはあまり伝わってきませんでした。
娼館の元締め「マダム クロード」と言われたら納得したかもしれません。というわけで、す
でに記憶の彼方です。
マチューのアルマンは2006年の初演時に見ています。初演ということで踊りきるだけで必
死、精一杯だったと思いますが、その必死さがアルマンの純粋さ、ひたむきさにつながって
いて、とても秀逸だと思ったのを覚えています。それから8年近くたって、何回も再演して、
いい意味でも悪い意味でもマチューはアルマンという役に慣れてしまったわね、というのが
正直な感想です。もちろん踊りも佇まいも美しいのですが、ドラマを表現できていないよう
に思います。

きゃあ~、読み返してみるとほんとにひどい感想ですね。いや~、でもね~、マチネでオレ
リー・デュポン&エルヴェ・モローのあんなすごい「椿姫」を見せられると、やっぱりこの2人
は分が悪いです。でもマチューはニコラ・ル・リッシュがパリ・オペラ座にアデューしたあとは
最古参のエトワールになるわけですから、さらなる高みを目指してがんばってほしいです。

いや~、でも「椿姫インパクト」は強力です。今日は1日頭の中でショパンのピアノ協奏曲が
鳴り、ステファン・ビュヨンの美しい横顔が、愛の裏返しである怒りと悲しみに満ちたエル
ヴェ・モローが、微笑みを浮かべてアルマンの幻影を抱きしめようとしているアニエス・ルテ
ステュが、恍惚の表情を浮かべるオレリー・デュポンが頭の中で交錯し、仕事に集中でき
ませんでした。それにいつもなら感激感動のバレエ公演を見た後は「私もがんばろー!」と
元気が出てくるのですが、いつまでも胸に残るこの切なさは何なんだろうと思います。
初演を見たときもとても感動しましたが、ここまでのインパクトはなかったので、この8年で
彼らがいかに「椿姫」を練り上げてきたかよくわかります。いつまでもこういうバレエ団で
あってほしいと思います。

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