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2015年6月14日 (日)

アリーナ・コジョカル&ウラジーミル・シクリャローフ主演 東京バレエ団 「ラ・バヤデール」 6/12」

コジョカルさん、今がピークですね。

2015年6月12日 東京文化会館

振付・演出:ナタリア・マカロワ(マリウス・プティパ版による)
振付指導:オルガ・エヴレイノフ
装置:ピエール・ルイジ・サマリターニ
衣裳:ヨランダ・ソナベント

指揮: ベンジャミン・ポープ
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

主な配役

ニキヤ(神殿の舞姫):アリーナ・コジョカル
ソロル(戦士):ウラジーミル・シクリャローフ
ガムザッティ(ラジャの娘):奈良春夏
ハイ・ブラーミン(大僧正):木村和夫
ラジャ(国王):永田雄大
マグダヴェーヤ(苦行僧の長):岡崎隼也
アヤ(ガムザッティの召使):川淵瞳
ソロルの友人:森川茉央
ブロンズ像:梅澤紘貴

テクニックと身体能力の高さが前面に出て、時に物語、役柄、情感の表現がいまひとつに
なってしまうコジョカルさんの全幕物ですが、今回は本当に素晴らしかったです。
特に第1幕のソロルとガムザッティの婚約式の場面での踊りは美しいだけではなく、怒り、
絶望、悲しみが入り混じったニキヤの心情が痛いほど伝わってきて、思いがけず涙が滲ん
できました。
コンディションもいいのだと思いますが、深い心情、情感の表現に加え、最初から最後まで
正確でキレのいいポーズ、ムーブメント、正確な音の取り方を見て、今がコジョカルさんの
バレエダンサーとしてのピークなんだなとつくづく思いました。そんな瞬間に立ち会えた私
は幸せ者です。
容姿端麗でテクニックも優れているのにやることは3枚目で、来日公演の度に私を笑いの
渦に突き落としてくれたシクリャローフくんですが、彼も成長しましたね。相変わらずサポー
トは下手で、踊りの流れはぶった切るし、女性ダンサーを美しく見せるには程遠い動きをし
ていたので何度か吹き出しそうになりましたが、リフトは安心して見ていられるようになりま
したし、バリエーションは正確かつダイナミックで、とても見応えがありました。どちらかとい
うと王子っぽくてあまり勇敢な戦士という感じはしなかったのですが、高貴なオーラを出し
ていましたし、愛よりも出世欲に目がくらんでしまうソロルの弱さ、心の動揺をよく表現でき
ていたと思います。
11月のマリインスキー・バレエ日本公演では「ロミオとジュリエット」「愛の伝説」に出演する
ことになっていますが、見に行っちゃおうかな。
ガムザッティをはじめ、東バのソリストたちは踊りが重い上に音楽に乗れていなくていまひ
とつでしたが、「影の王国」のコール・ドはとてもよく揃っていて美しかったです。
残念ながら6月12日の舞台写真はNBSのツイッターにもフェイスブックにも載っていませ
んが、6月11日の写真は載っているので、リンクしておきます。
https://twitter.com/NBS_japan

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