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2015年7月20日 (月)

バレエ・アステラス☆2015

スケジューリングのミスで最後まで見ることができなかったのですが、行ってまいりました。
簡単ですが、一部だけ感想を。

2015年7月19日 新国立劇場 オペラパレス

指揮:デヴィッド・ガルフォース
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団

「幻想~白鳥の湖のように~」 クレアとアレキサンダーのパ・ド・ドゥ

振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:P.I.チャイコフスキー
河野麻衣(バイエルン国立歌劇場ミュンヘンバレエ団)
ジェイムズ・リトル(バイエルン国立歌劇場ミュンヘンバレエ団)

いや~、良かったです。そこまで時間とエネルギーが回らなくて、ローザンヌはほとんどノーチ
ェックなのですが、河野さんは2007年のローザンヌで第2位と観客賞を受賞し、現在はドゥ
ミ・ソリストだそうです。「幻想~白鳥の湖のように~」は全幕通して見たことがないので、どう
いう場面なのかわかりませんが、この2人の端正な踊りと表現力の豊かさがよく伝わってきま
した。おそらくドラマティック・バレエで本領を発揮するタイプなのだと思いますが、今後が楽し
みです。

「ドン・キホーテ」 第3幕グラン・パ・ド・ドゥ
振付:M.プティパ/A.ゴルスキー
音楽:L.ミンクス
木村優里(新国立劇場バレエ団)
井澤 駿(新国立劇場バレエ団)

新国立バレエの気鋭の新人2人です。2人とも非常に正確なテクニックで鮮やかに踊り、客
席は拍手喝采でした。特に井澤くんは長身でプロポーションがいい上にノーブルな雰囲気
もありますし、これから日本を代表する「王子」になっていく気がします。プログラムの写真
を見ると、ちょっと嵐の松本潤に似ています。

「海賊」奴隷のパ・ド・ドゥ
原振付:M.プティパ 振付:E.アリエフ
音楽:R.ドリゴ
日高世菜(ブカレスト国立歌劇場バレエ団)
吉田周平(ブカレスト国立歌劇場バレエ団)

もちろん周平さん目当てに見に行ったわけですが、いやいや良かったです。プログラムによ
るとこのパ・ド・ドゥは奴隷のグルナーラ(ギュリナーラ)と奴隷商人ランケデムのパ・ド・ドゥ
ということです。(←すみません、未だに海賊を全幕で見ていないのでよくわかっておりませ
ん。)周平さんは気のいいお兄さんという感じで、奴隷の身の上話を聞いたら同情してこっ
そり逃がしてしまいそうだわ、と思いましたが、回転軸のしっかりした美しいピルエットに美し
いジャンプを堪能しました。日高さんは長い手脚と柔軟性を生かした美しい踊りを披露して
いて、「シェエラザード」の「ゾベイダ」なんかも合うのでは、と思いました。
このお二人は本拠地で主役を踊っているだけあって舞台慣れしていますね。実力を本番で
きちんと出せるというのはとても重要なことだと思います。
おそらくまた「アリーナ・コジョカル ドリームプロジェクト」が日本で公演されるのではと勝手
に思っていますが、そのときは是非このお二人に出演していただきたいです。

「海賊」グラン・パ・ド・ドゥ
原振付:M.プティパ 振付:E.アリエフ
齊藤 耀(谷 桃子バレエ団)
三木雄馬(谷 桃子バレエ団)

齊藤さんはコーダのフェッテでかかとが2回も落ちてしまい、最後まで回れなかったのは残
念でした。
三木雄馬さんは名前だけ知っていたのですが、柔軟で均整の取れたプロポーションと優れ
たテクニック、独特の雰囲気でファンになりました。失礼発言になりますが、バレエダンサー
が移籍するのは普通のことになっていますし、もっと活躍できる場を求めてもいいのでは、
と思いました。

「アルルの女」より抜粋
振付:R.プティ
音楽:G.ビゼー
菅野茉莉奈(ベルリン国立バレエ)
ウェイ・ワン(ベルリン国立バレエ)

結構長めの抜粋でした。このバレエ公演の趣旨からいうと本来なら主役は菅野さんです
が、ウェイ・ワンは主役を食ってしまう活躍でした。アジア人にはこの演目は無理なんじゃな
いかと根拠もなく思っていたのですが、ウェイ・ワンの内面化された深いフレデリの狂気の
表現は秀逸でした。今まで見た「アルルの女」ナンバーワンはもちろんマニュエル・ルグリ先
生の「アルルの女」ですが、2番目はこのウェイ・ワン、と言ってもいいと思います。
マラーホフ先生がベルリン国立バレエを離れてしまった今後、果たしてウェイ・ワンを日本で
見るチャンスがあるかしら、と思いますが、是非また見る機会があればと思います。
最後になってしまいましたが、菅野さんのヴィヴィエットもとってもかわいいヴィヴィエットで、
1つ1つの動作と仕草に確かなテクニックと表現力を感じました。

というわけで「バレエ・アステラス」、来年も目が離せませんね。
公式サイトはこちらです。
http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/performance/150212_006292.html

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