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2015年12月 5日 (土)

テリョーシキナ&パリッシュ主演 マリインスキー・バレエ 「ロミオとジュリエット」 

テリョーシキナ&パリッシュの美しさを堪能してきました。

2015年12月1日 東京文化会館

音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
振付:レオニード・ラヴロフスキー

指揮:アレクセイ・レプニコフ
演奏:マリインスキー歌劇場管弦楽団

主な配役
ジュリエット:ヴィクトリア・テリョーシキナ
ロミオ:ザンダー・パリッシュ
マキューシオ:キミン・キム
ティボルト:アレクセイ・クズミン
パリス:コンスタンチン・ズヴェレガ
ベンヴォーリオ:アレクセイ・ネドヴィガ

テリョーシキナは出産のために前回2012年の日本公演には出演していないので、生で
見るのは6年ぶりでしたが、正確で美しい、クラシックバレエのお手本のようなポーズと
ムーブメントは全く変わりませんね。エキゾチックな大人美人顔なので、10代の少女という
感じはあまりありませんでしたが、感情の表現は的確で、ロミオと一夜を過ごした後「行か
ないで。」とロミオにすがりつくところを見てジーンと来てしまいました。「白鳥」も見に行くべ
きだったと後悔している最中です。
噂の?パリッシュは初めて見ましたが、もう背の高さと手脚の長さと体のラインの美しさと
頭の小ささと甘いマスクにびっくりで、その時点でノックアウトされました。ジャパン・アーツ
のブログに「身体の内側から白い光を発光しているように見え」と書いてあったのですが、
誇張でも何でもなく、本当に光を発する「かぐや姫」ならぬ「かぐや御子」でした。
ポーズ、ムーブメントも美しく、何よりも「今を生きる若者の疾走感」が感じられました。ロイ
ヤル・バレエのコール・ドの中から彼を見つけたファテーエフ舞踊監督さすが、彼の素質を
見抜けなかったロイヤル・バレエだめじゃん、と思ったのですが、彼にもやはり弱点が。ラ
ヴロフスキー版は結構難しいので、そのせいもあると思いますが、リフト、サポートはまだ
まだで、「バルコニーのパ・ド・ドゥ」は合格点をあげてもいいと思うのですが、「寝室のパ・
ド・ドゥ」は「組体操?」「出初式?」のようで、これをお客に見せちゃまずいでしょ、という出
来栄えでした。そういう点ではテリョーシキナにとっては気の毒な舞台だったかな。そう考え
ると、振付は違いますが、アリシア・アマトリアン&フリーデマン・フォーゲルが見せたパ・
ド・ドゥはとんでもなくハイレベルで美しいパ・ド・ドゥだったんだわ、とあらためて思いまし
た。
というわけでパリッシュくんの今後の精進に期待します。そうそうマニュエル・ルグリ先生の
ところで「スーパー・バレエ・レッスン」を受けるなんていかがでしょう? そのときはNHKさ
ん、放送をよろしくお願いします。

そのほかに目を引いたのはコール・ドのアレクセイ・チュチュンニックで、王子タイプではな
いと思いますが、端正な踊りと不思議な魅力で目立っていました。「白鳥」ではマズルカを
踊っているので、これから見に行かれる方、要注目です。おそらく今後伸びてくる人だと思
います。
踊る場面は少なかったのですが、パリス役のコンスタンチン・ズヴェレフもいい味を出して
いて、誠実ないい人そうなのに結婚を承諾した後ですらジュリエットにキスを拒まれるのを
見て、ちょっと気の毒でした。
乳母役のリラ・フスラモワも陽気で世話好きな乳母を好演していましたが、とても美人で、
乳母役なのはちょっともったいないくらいでした。

今日はロパさまの「白鳥」を見に行きますが、ロパさまのすべてを堪能しようと思っていま
す。

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