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2016年6月19日 (日)

フランチェスカ・ヘイワード&スティーヴン・マックレー主演 英国ロイヤル・バレエ2016年日本公演 「ロミオとジュリエット」

化学変化が起きるまではいきませんでしたが、クラシックバレエの醍醐味を堪能してきました。

2016年6月17日 東京文化会館

主な配役
ジュリエット:  フランチェスカ・ヘイワード
ロミオ:      スティーヴン・マックレー
マキューシオ: アレクサンダー・キャンベル
ティボルト:   ギャリーエイヴィス
ベンヴォーリオ:トリスタン・ダイヤー
3人の娼婦:  ヘレン・クロフォード オリヴォア・カウリー ロマニー・バイダク

指揮:クーン・ケッセルズ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦団

次のシーズンからプリンシパルに昇進する予定のヘイワードですが、小柄ながら均整の取
れたプロポーションと頭の小ささ、可憐な容姿にびっくり。テクニックもしっかりしていて、流
れるようなムーブメントにきちんと決まるポーズは見ていて気持ちよかったです。
「バルコニーのパ・ド・ドゥ」ではまだロミオとの出会いに戸惑っているような感じでしたが、
ロミオと一夜を過ごしてからのヘイワード@ジュリエットはロミオとの恋に身を投じるはっき
りとした意思を持ったジュリエットで、これが永遠の別れになることをどこかで予想している
かのようにロミオにすがりつく姿を見て、胸が締め付けられるような気持ちになりました。こ
の明快な表現に彼女の今後の可能性を感じました。
プロフィールを見ると、すでに大きな作品の主役を踊っているようですね。今回はキャス
ティングされていませんが、彼女の「ジゼル」もぜひ見たいですね。

マックレー@ロミオは正に今を生きる疾走感あふれるロミオで、いろいろ意見や好みはあ
ると思いますが、現役ダンサーの中ではベスト3に入るロミオだと思います。情感の表現は
的確を通り越してすさまじく、仮死状態のジュリエットを墓所で振り回すシーンは狂気すら
感じました。いつもの通りテクニックも全開。第2幕の乳母をからかうシーンでは今回も連
続高速シェネを見せ、客席からはどよめきが起きました。

一時期レベルが下がったのでは、と思っていたロイヤル・バレエですが、今回は脇を固め
るダンサーたちもすばらしく、ロミオ、マキューシオ、ベンヴォーリオの3人で踊るシーンや
娼婦たちの踊りも見応えがありました。演奏のテンポはかなり速い方だったのではと思い
ますが、あの速さであの振付を踊り切るのは見事と言うほかありませんでした。
いや~、満足満足です。

昨日はオシポワ&ゴールディングの「ロミオとジュリエット」を見てきましたが、感想はまた
後日に。私にとってのベスト ジュリエットはオッシー!とだけ申し上げておきます。

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コメント

こんにちは。私は、スティーヴンマックレーのロミオが観たくて、オシポワは諦め、ジゼルのオシポワを観ることにしました。1演目2回の余裕はなくて...。オシポワのジゼルはスカラ座だったかな?を
観たことあります。オシポワ、躰のラインの滑らかさがすごく好きです。

もん坊さん、初めまして。コメントありがとうございます。
私は残念ながらオシポワの「ジゼル」をあきらめたので、
何かの形でレポしていただけるとありがたいです。

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