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2017年7月

2017年7月31日 (月)

朝日新聞 マニュエル・ルグリのインタビュー

7月31日の朝日新聞東京版の夕刊に来月公演を行なうルグリ先生のインタビューが載って
います。
http://www.asahi.com/articles/DA3S13065310.html

登録していないと全文を読めないのが残念ですが、記事の最後の言葉にはたはたと膝を打
ちました。

「ダンスの価値は回転の速さや高さでは決まらない。肉体と同じだけ心で伝えるものがある。
スピードばかりが重視される今、ダンスの魔法を守っていきたい。」

このところ見に行っても不全感が残る公演が多く、一体この不全感は何なんだろうと思ってい
たのですが、ルグリ先生のこの言葉で霧が晴れました。
そうです、たくさん回って高く飛べばいいというものではありません。バレエは、ダンスは「表現」です。

公演まで1ヶ月を切りましたが、ルグリ先生が放つ「ダンスの魔法」の渦に巻き込まれたいと思います。

2017年7月16日 (日)

イングリッシュ・ナショナル・バレエ 2017年日本公演 「海賊」 7/16

余は満足じゃ~!でございました。

2017年7月16日 東京文化会館

主な配役
メドーラ:タマラ・ロホ
コンラッド:イサック・エルナンデス
ギュルナーラ:カーチャ・ハニュコワ
ランケデム:ジンハオ・チャン
アリ:セザール・コラレス
ビルバント:ヨナ・アコスタ
パシャ:マイケル・コールマン 

指揮:ギャヴィン・サザーランド
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

7月8日の「コッペリア」では結構ミスが目立ったロホさんですが、今日はもう他のダンサー
との格の違いを見せつける圧倒的なオーラにキレキレの踊り、クラシックバレエの醍醐味
を存分に味合わせてくれました。さすがに5回転はありませんでしたが、3回転は余裕で回
り、しかも回転軸は全くぶれずに一直線上を進みながら舞台前方にせり出してくるフェッテ
は圧巻でした。芸術監督を務めながら一体どれだけの鍛錬を積んでいるのか、団員のみ
なさん、迷わずロホさんに付いていってください。

おとといの公演でプリンシパルに任命されたセザール・コラレスですが、高く美しいジャンプ
にもうあり得ないくらい高速のピルエットに客席はどよめきました。今後の活躍に期待しま
す。
こちらにENBがアップしている動画があります。
https://twitter.com/ENBallet/status/885831738865463297

いつの間にかオランダ国立バレエから移籍していたイサック・エルナンデスですが、もうもう
堂々たるプリンシパルですね。端正で切れのある踊りに女性ダンサーを引き立てるサポー
ト、役柄、情感の表現も適切で、ユルギータ・ドロニナも移籍してきたことですし、是非日本
でもドラマティック・バレエを見せてほしいと思います。

衣装は映画「バットマン」などの衣装を手掛けたボブ・リングウッドが手掛けたそうですが、
スモーキーだけど上品な鮮やかさがあるとても素敵な衣装で、豊かな気持ちになりまし
た。舞台装置も背景画も含めてとても細かいところまで丁寧に作ってあり、総合芸術はこう
あるべきというお手本のようでした。どのように資金を得ているのかわかりませんが、こん
なに素敵な作品ができるなら、クラウドファンディングに参加してみようかという気持ちにさ
せられました。

明日はマリア・コチェトコワ主演の「海賊」を見に行ってきます。

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