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2018年2月 3日 (土)

ハンブルク・バレエ団 2018年日本公演 「椿姫」 2/2

「祝 コジョカルさん復職」ですが、MVPはアレクサンドル・トルーシュですね。

2018年2月2日 東京文化会館

主な配役

マルグリット・ゴーティエ アリーナ・コジョカル
アルマン・デュヴァル   アレクサンドル・トルーシュ
ムッシュー・デュヴァル  カーステン・ユング

マノン・レスコー      シルヴィア・アッツォーニ
デ・グリュー        アレクサンドル・リアブコ

プリュダンス        菅井円香
ナニーヌ          パトリシア・フリッツァ

指揮 マルクス・レーティネン
演奏 東京フィルハーモニー交響楽団
ピアノ ミハイル・ビアルク オンドレイ・ルドチェンコ

昨年10月にChulpanくんを出産したばかりのコジョカルさんですが、約1年のブランクを全く
感じさせない盤石のテクニックでの復活でした。ただマルグリットという役柄にふさわしいか
というと、そこは大きな疑問符がつくところで、無自覚に男を惑わす「少女系ファム・ファター
ル」でもなく、計算づくの手練手管で男を転がす「悪女系ファム・ファタール」でもなく、アニ
エス・ルテステュ、オレリー・デュポン、マリア・アイシュヴァルトの「マルグリット」と比べる
と、何とも中途半端で、陰影が足りないように感じました。
アレクサンドル・トルーシュはこの日がアルマン役デビューということで、第1幕は突き上げ
てくる感情で自分の踊りをコントロールできていないように見えたのですが、第2幕以降は
感情と踊りが一体になっていて、真剣にマルグリットを求める一途さや、愛するが故の怒り
の表現に鳥肌が立ちました。この人も役柄、情感の表現に優れた人だと思うので、「ニジン
スキー」も見に行っちゃおうかしら、とお財布を眺めながら悶々としているところです。
劇中劇「マノン」はシルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ夫妻でしたが、もうこ
の2人が出て来ると舞台の空気がさっと変わりますね。特にシルヴィア・アッツォーニの「マ
ノン・レスコー」は秀逸で、コジョカルさんが表現しきれていなかったマルグリットの陰影を見
事に表現していました。白塗りの顔を見ていたら、彼女の「人魚姫」をまた見たくなりまし
た。

脇を固めるカーステン・ユング、パトリシア・フリッツァ、菅井円香、コール・ドたちも良かった
と思いますが、舞台の幅も奥行きも目いっぱい使っていたせいか、間延びというかスカスカ
という感じがして、ちょっと物語の凝集性に欠けるように思えたのが残念でした。

こちらにカーテンコール時の写真があります。
https://twitter.com/NBS_ballet/status/959421414192267264

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