バレエ鑑賞

2017年7月16日 (日)

イングリッシュ・ナショナル・バレエ 2017年日本公演 「海賊」 7/16

余は満足じゃ~!でございました。

2017年7月16日 東京文化会館

主な配役
メドーラ:タマラ・ロホ
コンラッド:イサック・エルナンデス
ギュルナーラ:カーチャ・ハニュコワ
ランケデム:ジンハオ・チャン
アリ:セザール・コラレス
ビルバント:ヨナ・アコスタ
パシャ:マイケル・コールマン 

指揮:ギャヴィン・サザーランド
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

7月8日の「コッペリア」では結構ミスが目立ったロホさんですが、今日はもう他のダンサー
との格の違いを見せつける圧倒的なオーラにキレキレの踊り、クラシックバレエの醍醐味
を存分に味合わせてくれました。さすがに5回転はありませんでしたが、3回転は余裕で回
り、しかも回転軸は全くぶれずに一直線上を進みながら舞台前方にせり出してくるフェッテ
は圧巻でした。芸術監督を務めながら一体どれだけの鍛錬を積んでいるのか、団員のみ
なさん、迷わずロホさんに付いていってください。

おとといの公演でプリンシパルに任命されたセザール・コラレスですが、高く美しいジャンプ
にもうあり得ないくらい高速のピルエットに客席はどよめきました。今後の活躍に期待しま
す。
こちらにENBがアップしている動画があります。
https://twitter.com/ENBallet/status/885831738865463297

いつの間にかオランダ国立バレエから移籍していたイサック・エルナンデスですが、もうもう
堂々たるプリンシパルですね。端正で切れのある踊りに女性ダンサーを引き立てるサポー
ト、役柄、情感の表現も適切で、ユルギータ・ドロニナも移籍してきたことですし、是非日本
でもドラマティック・バレエを見せてほしいと思います。

衣装は映画「バットマン」などの衣装を手掛けたボブ・リングウッドが手掛けたそうですが、
スモーキーだけど上品な鮮やかさがあるとても素敵な衣装で、豊かな気持ちになりまし
た。舞台装置も背景画も含めてとても細かいところまで丁寧に作ってあり、総合芸術はこう
あるべきというお手本のようでした。どのように資金を得ているのかわかりませんが、こん
なに素敵な作品ができるなら、クラウドファンディングに参加してみようかという気持ちにさ
せられました。

明日はマリア・コチェトコワ主演の「海賊」を見に行ってきます。

2017年6月26日 (月)

「バレエ・スプリーム」 出演者変更

7月に公演予定のパリ・オペラ座とロイヤル・バレエの競演「バレエ・スプリーム」ですが、残念
なことにロイヤル・バレエのサラ・ラムがケガのため降板するそうです。
http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/topmenu/post-718.html

うーむ残念ですが、良い公演となることを期待しています。

ぜんぜんボリショイ・バレエの感想を書けていませんが、この週末の目標にしたいと思いま
す。

2017年6月19日 (月)

「ロシアの至宝」 ウリヤーナ・ロパートキナ 引退

昨日報道されましたが、ロパさまが引退するそうです。
http://www.sankei.com/world/news/170618/wor1706180013-n1.html

何故かこの歌が浮かんできました。

散ればこそいとど桜はめでたけれうき世になにか久しかるべき

                                      在原業平 伊勢物語 第八十二段

これまで与えてくれた多くの感動に感謝するとともに、今後も幸多きことをお祈りいたします。

2017年6月10日 (土)

ザハロワ&ロヂキン主演 ボリショイ・バレエ 2017年日本公演 「白鳥の湖」

諸行無常を感じました。

2017年6月8日 東京文化会館

音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
台本・演出:ユーリー・グリゴローヴィチ
振付:マリウス・プティパ、レフ・イワノフ、

   アレクサンドル・ゴールスキー、ユーリー・グリゴローヴィチ
音楽監督:パーヴェル・ソローキン
指揮:パーヴェル・ソローキン
管弦楽:ボリショイ劇場管弦楽団

主な配役
オデット/オディール:スヴェトラーナ・ザハーロワ
ジークフリート王子:デニス・ロヂキン
悪魔ロットバルト:ミハイル・クリュチコフ 
王妃(王子の母):ヴェラ・ボリセンコワ
王子の家庭教師:アレクセイ・ロパレーヴィチ
道化:アレクサンドル・スモリャニノフ
王子の友人たち:アナスタシア・デニソワ アナ・トラサシヴィリ
儀典長:アレクサンドル・ファジェーチェフ
花嫁候補たち 
ハンガリー:ネッリ・コバヒーゼ
ロシア:ヴィクトリア・ヤクシェワ
スペイン:エルヴィナ・イブライモワ
ナポリ:クセーニヤ・シガンシナ
ポーランド:ヤニーナ・パリエンコ
3羽の白鳥:オルガ・マルチェンコワ マルファ・フョードワ
                アリョーナ・コワリョーワ
4羽の白鳥:ダリーヤ・ロフツォーワ オルガ・カリーニナ マルガリータ・シュライネル
                ダリーヤ・ボチコーワ

ザハロワさんはどうしてしまったのでしょうか。あまりの激やせぶりに衝撃を受けました。
頬はこけて年齢よりもずっと老けて見えましたし、背中はもちろんのこと、胸から肩、腕にか
けてもげっそりと肉が落ちていて、美しかったアームスが「鶏がら」にしか見えないこともあ
りました。
2幕のフェッテの最後で失速しそうになった以外は全くミスはなく、硬質なポーズ、ムーブメ
ントに全く変わりはありませんでしたが、内側から放たれる月の光のような透明感は感じら
れませんでした。
前回2014年はオディールを蠱惑的にとても楽しそうに踊っていたのですが、今回は全く媚
びない「つんつんお姫様」。でも一瞬ですが厳しい表情を見せることがあり、本当は全幕を
踊るのはかなりきついのではと思ったほどでした。
日本の観客の期待を十分知ったうえで渾身の舞台を見せてくれたとは思うのですが、時の
流れの残酷さを見た思いでした。

前回2014年はぎこちない王子だったロジキンですが、テクニック面ではそんなに劇的な変
化は感じられなかったのですが、ジャンプは高く美しくなっていましたし、ちゃんとポーズ、ム
ーブメントで語れるようになっていて、この3年間の成長を感じました。でも踊りの美しさとい
う点ではまだまだなので、同じく長身のプリンシパルだった師匠ニコライ・ツィスカリーゼや
アンドレイ・ウヴァーロフのように踊れるダンサーをぜひ目指してほしいと思います。

ザハロワさんの激やせが衝撃的で楽しむ余裕を失っていたので、そのほかはあまりよく見
ていないのですが、今後が楽しみだわと思ったのは一幕のワルツと二幕で「スペインボー
ズ」を踊っていたデヴィッド・モッタ・ソアレス(← 某巨大掲示板からの情報ですが)で、体の
ラインも踊りも美しく、育ちのいいお坊ちゃん的な雰囲気があるので、王子を踊れるように
伸びていってほしいなと思います。

多くの人がネット上で絶賛している公演にケチをつけるようで心苦しいのですが、正直な感
想を書くことを信条としてしておりますので、どうぞお許しを。

2017年6月 5日 (月)

ボリショイ・バレエ2017年日本公演 オープニングセレモニーと「ジゼル」の映像

昨日から東京公演が始まり、一部ですが、オープニングセレモニーとザハロワ&ロヂキン主
演「ジゼル」の映像がアップされています。
https://www.youtube.com/watch?v=RFxW5jZwCvs

昨日はオブラスツォーワ&ツヴィルコ主演の「ジゼル」を見て、8日はザハロワ&ロヂキン主
演の「白鳥の湖」、14日にクリサノワ&ラントラートフ主演の「パリの炎」を見る予定です。
「ジゼル」「白鳥の湖」の感想文は週末アップになりそうですが、がんばって書きたいと思いま
す。ちょっと辛口なものになりそうな気がしていますが。

2017年5月20日 (土)

デヴィッド・ホールバーグ 「All the Way Back」

寡聞なため、どういう雑誌?なのか全然わからないのですが、「VULTURE」というカル
チャーマガジンにホールバーグさんのケガとの戦い、そして復活の道のりが掲載されていま
す。
http://www.vulture.com/2017/05/for-david-hallberg-injury-led-to-artistic-rebirth.html

ざっくり訳すと(←自信ありませんが)、2度の手術をしても足首のケガは良くならず、精神的
にも不調で、もう自分は終わったと考えていたこと、オーストラリア・バレエのリハビリチームと
リハビリを行い、骨盤のポジショニングをやり直したこと、オーストラリア・バレエの新制作
「コッペリア」で舞台復帰したこと、
今年だと思うのですが、1月にABTで2度と踊れないと思っていた「ジゼル」を踊ったこと、M
ETシーズンにジリアン・マーフィーと共演予定であること、"What matters is now much it
means to me now"というように、心境の変化が書かれています。
ラトマンスキーの「Whipped Cream」にも出演すると記事には書かれていますが、公式サイト
に名前は載っていないですね。何かトラブルでなければいいのですが。
精神的にも生まれ変わったホールバーグさん、来年のバレフェスに来てくれることを期待して
います。

2017年5月16日 (火)

アリーナ・コジョカル おめでたです

7月のイングリッシュ・ナショナル・バレエ日本公演に出演予定のアリーナ・コジョカルは妊娠
のため、降板するそうです。
いや~、びっくりですが、ママになり、新たな表現の境地を切り開いて舞台に復帰することを
期待しています。

2017年5月 4日 (木)

デヴィッド・ホールバーグ 復活のようです

夕べ、Twitterに次のような文章が投稿されました。



あまり翻訳に自信がないのですが、この1年半の音信不通の不義理を詫び、心理的にも
地理的にもエスケープする必要があったこと、ケガは深刻で、引退寸前までになっていた
こと、ニューヨークを離れ、オーストラリアで体を作り直し、去年の12月にステージに立った
こと、自己中心さが減り、より賢く、幸せに、感謝できるようになったこと、スタジオ、舞台、
ファンの元に戻ることにワクワクしていること、回復を願うファンからのメッセージに対する
感謝、今後この1年半の自分の歩みを語るつもりである、などなどが書かれています。

彼の動向はずっと気になっていたので、復活はうれしい限りです。また日本の舞台にも
立ってくれることを熱烈にお待ちしています。

2017年4月29日 (土)

「第28回バレエの祭典」の概要発表

以下の通りです。

1.2017年11月15日(月)~26日(金)
  モーリス・ラヴェル・バレエ団
  Aプロ「魔笛」 Bプロ「ボレロ」「ピアフ」「アニマ・ブルース」「兄弟」

2.2018年2月
  ハンブルク・バレエ団 「椿姫」「ニジンスキー」

3.2018年4月
  「セレナーデ」東京バレエ団初演+「真夏の夜の夢」

4.2018年5月
  バーミンガム・ロイヤル・バレエ団 「眠れる森の美女」「リーズの結婚」

5.2018年8月
  世界バレエフェスティバル Aプロ Bプロ

6.2018年11月
  シュツットガルト・バレエ団 「オネーギン」「白鳥の湖」

バレエ・ロイヤルシート会員 472,000円
S席会員             222,000円
A席会員              196,000円
B席会員             170,000円

だそうです。そうか、もう来年はバレフェスの年なのですね。何だかんだ言いながらまた会
員になってしまいそうな気がします。

詳しくはこちらをどうぞ。
http://www.nbs.or.jp/stages/2017/saiten/index.html

2017年4月26日 (水)

マニュエル・ルグリ 「伝説のダンサーが熱血指導」

8月の公演プロモーションのために来日したルグリ先生がダンサーの卵たちを指導している
様子が公開されています。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00356251.html

変わらず「アディダス・ジャージ」をお召しになって大汗をかいています。
イザベル・ゲラン先生と「アルルの女」も上演するこの公演に大いに期待しています。

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