上海と水郷古鎮

2010年12月15日 (水)

上海市内の水郷 七宝(チーバオ Qibao)

こうなったら行かれる水郷は全部行ってしまえ、ということで上海市内にある地下鉄で行か
れる水郷「七宝」に行ってみました。
西塘も周荘も「地球の歩き方」の地図を頼りに観光したのですが、あら、七宝の地図は載
ってないじゃない、ということで何の予習もできず、駅から徒歩5分という情報だけを頼りに
ぶっつけ本番で行ってみました。

七宝駅の改札を出て、周辺地図を見てみたのですが、水郷らしきものは見当たらず。とり
あえず川のほうへ行けば何とかなるだろうとてくてく歩いていくと、5分ほどで「七宝老街」と
書かれた大きな門に辿り着きました。

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この七宝は住所でいうと関行区になるのですが、工場と住宅地が入り混じった下町のよう
なところでした。老街へ足を踏み入れてみると、両側にはおみやげ物屋やいわゆるB級グ
ルメのお店がびっしり。道幅が狭いせいもありますが、平日にも関わらず大勢の人
で賑わっていました。

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建物のほとんどは豫園商城と同じように清朝時代の建物を模して新しく造られたもののよ
うでした。

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B級グルメは肉類が多く、生後間もないと思われるアヒルちゃんを串刺しにして丸ごと焼い
たものとか(← 目をつぶった顔がなんとも憐れ)、お持ち帰り用でしたが羊肉の塩茹、臓
物が入ったスープや麺類、串に刺して飴がけにしたさんざしの実などお祭りの屋台で売ら
れるようなものがほとんどでした。この日は朝食が遅かった上にエッグタルトを途中で頬ば
ったりしたので、「海裳粽」というお菓子だけを買って味見をしてみました。中は小豆餡で、
日本の今川焼きの外側を飴がけにしたようなお菓子でした。

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船頭さんが漕ぐ遊覧小船もあって一応水郷らしくしてありましたが、まわりは日本の団地
のようなアパートに囲まれ、頭の上を近くの虹橋空港に着陸する飛行機が5分おきに通り
過ぎ、という環境だったので、水郷と呼ぶのはどうかしら、と思いました。

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B級グルメのお店は充実しているので、食べ歩きにはお勧めです。


七宝老街
地下鉄9号線七宝駅1、2番出口から徒歩5分

2010年12月14日 (火)

上海から行く水郷古鎮 周荘(周庄 ヂョウジュアン Zhouzhuang)

西塘に行った翌日、上海旅游集散のフリーバスツアーを使って周荘に行ってみました。
バスツアーは当日でも空きがあれば申し込めるようですが、バスセンターの下見も兼ねて
前日に上海体育館にあるバスセンターにチケットを買いに行きました。
下がチケットの写真です。

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左側が水郷古鎮地区や各見学スポットへの入場券、右側がバスの乗車券になっていま
す。買うときに乗客名簿?に電話番号を書くように言われたので、ホテルの電話番号を書
いておきました。
バスは比較的新しい50~60人乗りのバスで、乗り心地はよかったです。果たして予定通
りの時間に出発するのかしら、と思ったのですが、他の行き先のバスもほぼ定刻に出発し
ていました。
高速道路を1時間ほど、一般道を30分ほど走って周荘に到着しました。一般道の周辺は
農村という雰囲気だったのですが、お金持ちの隠れ家?のようなクラブやレストランがあっ
たり、結構立派な一戸建ての家も多く、中国沿海部の経済力を感じました。

駐車場にバスが着き、いざ観光、と思ったらドライバーさんから何やら説明が。他の中国
人観光客はうなづきながら聞いたり質問している人もいましたが、当然私はちんぷんかん
ぷん。偶然乗り合わせていた英語が話せる中国人に帰りの集合場所だけ教えてもらいま
した。基本的にバスが着いた所が帰りの集合場所になるようです。

並んでいる家々や街の作りは基本的に西塘と同じで、水路沿いの家の1階はおみやげ物
屋や食堂、2階は「客桟」という民宿になっているところがほとんどでした。

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今回は昼間だったので「張庁」「沈庁」「迷楼」など公開されている邸宅や周荘博物館を見
て回りました。

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水郷古鎮地区の南側は南湖という湖に面していて、そのほとりに「全福寺」というお寺があ
るので行ってみました。広い境内にはいくつかお堂が並び、何体もの仏様が安置されてい
たのですが、こちらがその1つです。

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「もしかしてあなた様は『せんとくん』のおじさまですか?」と聞きたくなるような「ゆるい仏
様」でしたが、太くて長い中国の線香を両手に持って熱心にお祈りをしている人もいまし
た。
どちらかというと日本のお寺は枯れた趣きがありますが、このお寺は優美でどこか艶めか
しさを感じました。

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そうこうするうちにお昼になったので、客引きをしていない商売気のない食堂でこの土地の
名物と聞いていた「阿婆菜」とよくわからないまま「周庄炒飯」というのを頼んでみました。
お姉さんが「1つね。」というような身振りをしたので適当にうなづいておいたのですが、出
てきた「周庄炒飯」はご飯と「阿婆菜」を炒めたもので、それで注文は1つにまとめられたよ
うでした。

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「阿婆菜」は日本のすぐきや高菜漬けのようなもので、この炒飯は絶妙な塩加減と炒め加
減でとてもおいしかったです。他にも「万三蹄」という豚のモモ肉を煮込んだ名物料理があ
るのですが、とても食べきれないと思ったので見送りました。ちなみにこの「万三蹄」、真空
パックにしてもらって持ち帰ることもできます。西塘と同じで川魚料理も名物のようで、どこ
の食堂も店先に水槽があり、お客がそこから魚やエビを選んで好みの味に料理してもらう
ようです。
「周庄炒飯」を堪能したあとは蓮の葉に包んだ草もちや、ごませんべいを食べながら再
び水路沿いをぶらぶらと歩いて水郷の雰囲気を楽しみ、バスで上海市内に戻りました。



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私は上海を9時に出発し、周荘を15時30分に出発するコースを選んだのですが、ゆっく
り昼食をとっても十分観光できます。

上海旅游集散のフリーバスツアーはたくさんコースがありますし、リーズナブルなので、な
るべく安く旅行したいわ、という緊縮財政派の人からありきたりの旅行はつまらない、とい
う旅の達人、中国人と同じバスに乗って「戦略的互恵関係」を深めたい人まで幅広くお勧
めします。

 

2010年11月23日 (火)

上海から行く水郷古鎮  西塘(シータン Xitang)

上海のあたりを江南地方と言うらしいのですが、いくつもの水郷があります。伝統的な住
居や生活様式を残しているところを「水郷古鎮」と呼ぶそうですが、その中の1つ「西塘」に
出かけてみました。初めは中国人向けのフリーツアーを利用して昼間に行くつもりだった
のですが、夕暮れ時や夜景が美しいということなので、上海発の日本人向けのガイドツア
ーを利用して出かけてみました。ちなみに西塘はトム・クルーズ主演の「ミッション・インポ
ッシブル3」のロケが行なわれたところです。
最近西塘直通の高速道路ができ、上海中心部から車で1時間少々で到着しました。
博物館や清代に作られた上流階級の邸宅などが公開されているのですが、すでに閉館時
間を過ぎていて、中を見ることはできませんでした。

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日暮れ前はこんな感じですが、

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日が暮れるにつれて灯りがともり、とてもムードのある風景に変わっていきます。クリック
すると写真が大きくなります。

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水路沿いにある家のほとんどは食堂や土産物屋になっていますが、2階は「客桟」と呼ば
れる民宿になっていて、こういうところに泊まってみるのもいいなあ、と思いました。古い町
並みをよく残してありますが、さりげなく街路灯としてLEDが使われていたり、店番をするお
じさん、おばさんがインターネットで遊んでいたりして、確実にここに住む人々の生活は近
代化していました。
1時間ほど町をぷらぷらしてから夕食を食べようということになり、ガイドさんにこのあたり
の郷土料理をいくつか選んでもらいました。

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左端から豚肉入りのちまき、タニシの煮込み、酒粕の中に白玉が入ったスープになりま
す。このほかに青梗菜の炒め物、川エビの炒め物、なすの炒め物を食べました。酒粕ス
ープ以外はどれもしょうゆが味のベースになっていますが、食べやすい味で、とてもおいし
かったです。酒粕スープは甘酒の中に白玉が入っているような味でしたが、これも甘すぎ
ずあっさりした味だったので何杯も飲んでしまいました。食器の衛生には気を配っているよ
うで、専門業者が洗浄、消毒をしてビニールパックされたものが出されました。


夕食を食べている間にすっかり日が暮れ、まるで花街のようになりました。

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週末は上海市内など都市部から泊りがけで来る人が多く、水路沿いにあるバーはとても
賑わうそうです。
ガイドさんによると、水郷の夜景を見ようという日本人観光客は少ないとのことですが、一
味違った旅をしてみたいという人にはお勧めです。

上海 佳家湯包(ジアジアタンパオ)

もうすぐ冬というこの時期にようやく短い夏休みが取れ、家で冬眠するのはもったいないの
で、上海に行ってみました。
上海のB級グルメや周辺の水郷古鎮をいくつかご紹介したいと思います。

小籠包のお店です。「地球の歩き方 上海」で紹介されていて、泊まったホテルの近くだっ
たので、朝食代わりに食べに行ってみました。
「地球の歩き方」では9:30から営業になっていたので、9:30くらいに行ってみると、食べ
終わって店を出てくる人もいて、もっと早い時間から営業しているようでした。
ここの売りは蟹みそだけを具に使った「純蟹粉湯包」だそうですが、いきなり朝から96元
出すのもねー、と思い、豚肉に蟹みそを混ぜた「蟹粉鮮肉湯包」22元を注文してみました。
多くのお店がそうなのですが、入り口にレジがあり、そこで食べたいものを言ってお金を払
うとレジの人がオーダーを厨房に伝えてくれるスタイルです。大抵レジの後ろや横にメニュ
ーがあるので、指差せば大丈夫です。席は相席で、注文を受けてから小籠包を包んで蒸
しあげるということで、15分くらい待ちました。このお店、やはり有名なようで、私の後ろの
席は英語と広東語とちゃんぽんで話す香港人のグループ、となりは台湾人のグループが
いました。地元民ももちろんいましたが、先にスープを頼んでそれを飲みながら小籠包が
蒸し上がるのを待っていて、さすが地元民は慣れているわね、と思いました。

で、その小籠包ですが、蟹の骨が時折混じっているのが気になりましたが、なかなかおい
しかったです。

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ただレンゲがなかったので、おいしい肉汁をずいぶん無駄にしてしまいました。お箸はビ
ニールパックされた割り箸でしたが、クッキングペーパーの代わりにセイロに敷いてある
藁?の敷物はかなり年季が入ったもので、まあ高温で毎日蒸されているので大丈夫だと
は思いますが、衛生的に大丈夫かしら、と思ってしまいました。
場所は地下鉄「人民広場」駅から歩いて5分くらいの便利なところにありますし、行ってみ
る価値はあるお店です。


佳家湯包
黄浦区黄河路90号 
地下鉄1、2、8号線「人民広場」駅より徒歩約5分

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