フィレンツェとトスカーナ

2011年12月15日 (木)

フィレンツェのレストラン イル・ヴィナイーノ(Il Vinaino)

まだまだ胃の具合は悪かったのですが、もう1つくらいまともなイタリア料理を食べたいと
思い、泊まっていたホテルに近い「イル・ヴィナイーノ」に行ってみました。着いたのは午後
の2時近くだったのですが、まだ半分以上のテーブルが埋まっていました。紙のランチョン
マット、紙のナプキンがとても気さくな感じです。この時期はいのししが取れるので、いのし
しをソースに使ったパスタを食べたかったのですが、胃の具合を考えてぐっと我慢し、トマ
トソースに生クリームとサルチッチャという生ソーセージが入ったパスタ(Penne alla
marenmana 7ユーロ)と付け合せにほうれん草(4ユーロ)を頼んでみました。
パスタはまろやかなソースにやわらかいソーセージが入ったとても優しい味で、塩加減も
ばっちりでした。


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ほうれん草はどうやって調理したのか正確なところはわかりませんが、水とオリーブオイ
ル、塩、にんにくを加えて蒸し煮にしたようでした。「完食」をモットーしている私ですが、ち
ょっと量が多く、泣く泣く残してしまいました。

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夫婦で経営しているとのことですが、この日はオーナーと若いシニョーラ(注 オーナー夫
人ではありません)がフロアーを担当していました。この若いシニョーラですが、「気立ての
いい」という言葉はこの人のためにあるのでは、と思うほどで、素敵な笑顔とタイミングを
計ったサービスにとても感動しました。一流ホテルのスタッフとしても十分やっていかれる
と思いますし、もし東京のイタリア料理店のスタッフになったとしたら、雑誌に載ること間違
いありません。

「ゴッツィ」ほど安くはありませんが、気さくな雰囲気で入りやすいと思いますし、英語のメニ
ューがあるのでお勧めです。サンタ・マリア・ノヴェッラ駅からも歩いて7~8分です。

Il Vinaino
Via Palazzoulo 124r
Tel  055-292287
12:00~15:00 19:00~22:30(金、土は23:00まで)
日曜休み

2011年12月 6日 (火)

フィレンツェ ミケランジェロ広場(Piazzale Michelangelo)

サン・マルコ美術館、パラティーナ美術館とはしごしたこの日も雲ひとつ無い快晴。パラテ
ィーナ美術館を出た午後4時ごろは太陽が西に傾き、家々の壁をオレンジ色に染めてい
ました。その美しさを見て、「そうだ、夕日に染まるフィレンツェの街を見よう!」ということで
高台にあるミケランジェロ広場に行ってみました。
パラティーナ美術館のあるピッティ宮もミケランジェロ広場も旧市街から見てアルノ川の向
こう側にあり、歩いて行かれそうなので、アルノ川沿いのトッリジャーニ川岸通り
(Lungarno Torrgiani)を歩き、ポッジ広場(P.za. G.Poggi)の坂道、階段を登って行ってみま
した。

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              ミケランジェロ作 「ダヴィデ像」のレプリカ


ちょっと時間が遅かったのか、夕日に輝くドゥオーモは見られませんでしたが、夕暮れの
景色を堪能しました。いくつか写真を載せたのでご覧ください。クリックすると大きくなりま
す。

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     サンタ・クローチェ教会(←多分)

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                     ドゥオーモとヴェッキオ宮

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             Img_2196   
                  
                    ヴェッキオ橋とアルノ川
               
もう少し粘って夜景も見ようかと思ったのですが、日暮れとともに冷え込んできたので、13
番のバスに乗ってサンタ・マリア・ノヴェッラ駅に行き、ホテルに戻りました。
ヴェッキオ橋を渡ってトッリジャーニ川岸通りを歩き、ポッジ広場を登ればドゥオーモからで
も徒歩20分ほどで着くと思います。
時間が遅かったので私は行かれませんでしたが、サン・ミニアート・アル・モンテ教会(San
Miniato al Monte)やサン・サルヴァトーレ・アル・モンテ教会(San Salvatore al Monte)など
いくつも見所がありますので、時間のある方はぜひ行ってみて下さい。

訪問 2011年11月

2011年12月 4日 (日)

フィレンツェのレストラン ゴッツィ(Gozzi)

なるべく安くておいしいところ、ということで、ガイドブックや雑誌に載っていたゴッツィに行
ってみました。場所は中央市場の近くで、革製品を売る屋台の裏に隠れています。あとか
らガイドブックを読み直して気付いたのですが、このレストランが入る建物はパラッツォ・バ
ンディネッリという歴史的建造物なのだそうです。

開店の12時少し前に行ってみると、入り口の前にすでに先客が。声をかけてみると福島
から来たという若い銀行マンさんでした。お店の人が私たちに気付き、少し早めに店内に
入れてくれました。中は結構天井が高くてがらんとした感じで、テーブルとテーブルの間も
結構広く、2人並んで座るカウンター席のようなテーブルもありました。
渡されたメニューはA4の紙に手書きで書いたもののコピーで、使い古されたクリアファイ
ルに挟んであるという、これまた実用本位のものでした。
このお店は肉の煮込み料理が得意メニューらしいのですが、パリでの暴飲暴食がたたり、
胃の具合を悪くしていた私はペンネにトマトソースをかけたもの(Penne al Pomodoro 4.5ユ
ーロ)と茹でたインゲン豆(Fagioli 3ユーロ)、


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銀行マンさんは薄切り仔牛肉のカツをトマトソースで煮込んだもの(Braciole riffate in
salsa 10.5ユーロ)を注文しました。

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トマトソースはなかなかこくのあるものでおいしかったです。ペンネは茹で置き、と聞いてい
たのですが、ちゃんと歯ごたえがありました。インゲン豆もちょうどいい茹で加減で、味付
けはオリーブオイルと塩だけなので、これならうちでも作れるかも、と思いました。銀行マン
さんが食べたカツもおいしかったそうです。
食後はカプチーノ(1.5ユーロ)で締めました。このほかに席料(coperto 1.5ユーロ)、ミネラ
ルウォーター(2ユーロ)が加わり、トータルで10.5ユーロでした。

あんまり愛想がない店なので、ちょっと緊張するかもしれませんが、地元の常連客が多い
ようなので、味は確かだと思います。もしまた行く機会があれば、今度は肉料理に挑戦し
たいです。営業はランチのみなのでご注意を。

Gozzi
Piazza San Lorenzo 8r
Tel 055-281941
12:00~15:00 日曜日休み

訪問 2011年11月

2011年11月29日 (火)

フィレンツェからのプチ旅行 フィエーゾレ(Fiesole)

高い所から広い景色を眺めるのが好きなわたくし、「バラ色のフィレンツェが一望できる」と
いうガイドブックの言葉に惹かれて、サン・マルコ広場からATAF社の7番のバスに乗り、
フィレンツェの隣町、フィエーゾレに行ってみました。

フィエーゾレはエトルリア時代からある町で、ローマの古代劇場や神殿、浴場跡が残って
います。バスはフィレンツェ新市街を抜けてぐんぐん坂道を登り、25分ほどで終点のミーノ
広場に到着しました。標高は300mとのことですが、バスを降りてみてびっくり。かすかに
森の香りを含んだ空気はとても清々しく、思わず深呼吸をしました。初めに古代劇場、神
殿跡、浴場跡がある公園に行ってみたのですが、開場は10時とのことで、まだ時間があ
ったので先にサン・フランチェスコ教会に行くことにしました。小さな教会ですが、亡くなった
ローマ法王、ヨハネ・パウロⅡ世も訪れたようです。
ちょっと急な坂をゆっくり上っていくと教会の下にある展望台に出ます。この日も雲ひとつ
ない快晴で、あまりの空の青さに1枚パチリと撮りました。

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今日は快晴だし、さぞかしすばらしい景色が広がっているだろうと思ったら、快晴のこの日
は「焚き火日和」だったようで、あちこちから白い煙が上がり、フィレンツェの町はこのよう
に煙に覆われていました。

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写真をよ~く見ていただくと、中央付近にかすかにドゥオーモの丸い屋根が見えます。
時間がたてば煙も晴れるかも、と思い直し、サン・フランチェスコ教会の中に入ってみるこ
とにしました。

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平日の比較的早い時間だったせいか、中には誰もいませんでした。教会の入り口とは別
にもう1つ入り口があるので、そこに入ってみると中庭がありました。その左側に階段があ
るので、いいのかなあ、と思いながら上ってみると、後日書きたいと思いますが、フィレン
ツェのサン・マルコ美術館でも見られるような僧房があり、粗末な机や寝台、壁に描かれ
た絵が残っていました。何人ものキリスト教の修道士がここで祈りを捧げ、思索に耽った
のだと思いますが、ここまで彼らを駆り立てたのは何だったのだろうか、やはりその時代
を生きるつらさだったのだろうか、としばし感慨に浸りました。

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僧房を出て再び展望台に行ってみると煙はさらに濃くなり、このようなありさまでした。

              Img_2241

10時になったので、古代劇場へ向かいました。隣りのバンディーニ美術館や考古学博物
館と合わせて10ユーロの入場料はちょっと高いなあと思いましたが、チケットを買って入
ってみました。よく手入れのされている公園で、園内整備のおじさんたちがここでも「焚き
火」。オリーブの木も燃やしていたようで、いい香りがしていました。
左から古代劇場、神殿跡、浴場跡です。古代劇場は今でも夏のフェスティバルで使われて
いるそうです。

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すぐそばにある考古学博物館は市内から発掘された古代ローマの建物や陶器の破片な
どを英語の解説付きで丁寧に展示してあります。市役所の裏では古代ローマ人のお墓が
見つかったということで、骨や埋葬品も展示してありました。推定身長180cmの男性で、
当時としては背の高い男性だったようです。

次は公園の隣りにあるバンディーニ美術館(Museo Bandini)へ。小さな美術館ですが、ボ
ッティチェッリの工房で作られたフレスコ画など、質の高いフレスコ画が収蔵されていまし
た。

もう少しゆっくりしたかったのですが、この日の13時にウフィツィ美術館の入場予約をして
いたため、11時過ぎのバスでフィレンツェ市内に戻りました。
サン・フランチェスコ教会の隣りにリストランテがあるので、ゆっくりここでお昼を食べてか
らフィレンツェに戻るのもいいと思いますし、暖かい季節なら夕方に来て夕焼けや夜景を
眺めて戻るのもいいと思います。眺めのいいホテルもあるようなので、ここに泊まって朝
な夕なにフィレンツェの町を眺めて過ごすのも素敵だと思います。時間に余裕がある方は
ぜひ行ってみてください。
なお古代劇場などがある公園や美術館の開園、開館時間は、11月から2月の間は10:
00~14:00までですので、お気をつけ下さい。

フィエーゾレの公式サイトはこちらです。ホテルやレストラン情報が載っています。
http://www.fiesoleforyou.it/en/

訪問 2011年11月

2011年11月27日 (日)

イタリア トスカーナ オルチャ渓谷(Val d'Orcia)

初めはフィレンツェ市内でじっくり芸術三昧をする予定だったのですが、「糸杉が並ぶなだ
らかな丘」とか、「絵本のようなトスカーナの風景」なんていうガイドブックの紹介文を読んで
いたら、むくむくと行きたいという気持ちが涌いてきました。ガイドはeasyfirenze.comを主
催される市川さんとご主人のジャンニさんにお願いしました。

フィレンツェから高速道路を南下し、まずはモンタルチーノ(Montalcino)へ。オルチャ渓谷
の多くの町と同じように、小高いところにあり、城壁や城塞が残っています。この日は雲ひ
とつない快晴の上に、撮りたい!と思った風景がなぜかみんな南側だったので、ちょっと
逆光気味の写真が多いのですが、私のまずい説明よりも写真をご覧ください。クリックす
ると大きくなります。

Img_2016  Img_2026  Img_2027  Img_2028

こちらは城塞です。中にエノテカが入っており、4ユーロ払うと城塞の上に登ることができま
す。

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モンタルチーノの町からは、こんな風景が見られます。

Img_2017  Img_2021

モンタルチーノの次はサン・クイリコ・ドルチャ(San Quirico d’Orcia)を目指しました。
その途中で出会った風景です。

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トスカーナ名物?の糸杉ですが、もともとこの地に自生していたものではなく、ギリシャや
トルコから持ってきたもので、狩りの際の隠れ場所として植えられたそうです。

サン・クイリコ・ドルチャの町です。市川さんに解説していただきながら忘れてしまったので
すが、誰かが誰かにあげた町だそうで、そのもらった誰かが作ったイタリア式庭園があり
ます。

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町の中はこんな感じです。

Img_2034  Img_2032  Img_2033  Img_2035   Img_2044

欲張ってモンテプルチャーノ(Montepulciano)をコースに入れてもらったので、ピエンツァ
(Pienza)は行かない予定だったのですが、市川さんの計らいでここでお昼ご飯を食べるこ
とにしました。

こちらはピエンツァに行く途中で出会った風景です。

Img_2047_2   

遠くに見えるのはサン・クイリコ・ドルチャの礼拝堂だそうですが、本当に絵本の挿絵のよ
うです。
ほかにはこんな風景にも会いました。

Img_2051  Img_2054  Img_2056 Img_2049

お昼ごはんにお邪魔したのはピウスⅡ世広場(P.za PioⅡ)近くの「トラットリア ダ フィオ
レラ(Trattoria da Fiorella)」。ここでトスカーナのパスタ「ピチ(Pici)」、なすのグリル、パン
ナコッタ、エスプレッソをいただきました。

Img_2065  Img_2064  Img_2060  Img_2062 Img_2063

「ピチ」はシェフをつとめる奥さんの手作りだそうで、もちもちしてとてもおいしかったです。
なすは炭火?で焼いてにんにくを散らしたシンプルなものですが、塩とオリーブオイルをか
けるととても風味があり、これならうちでもできるかも、と思いました。いちごたっぷりのパ
ンナコッタもとてもおいしかったです。
食事のあとは少しだけピエンツァの町を散策しました。ここからも絶景が臨めます。

Img_2068  Img_2069   Img_2071   Img_2074   Img_2076

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ピエンツァの次はモンティキエッロ(Monticchiello)へ。絵葉書のような風景が続きます。

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モンティキエッロの町中です。窓辺にさりげなくお花を飾っている家がたくさんありました。

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町からはこんな風景が見られます。

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そして最終目的地モンテプルチャーノ(Montepulciano)へ。モンタルチーノもそうですが、モ
ンテプルチャーノは良質なワインを産出する町として有名で、町中にエノテカがいくつもあ
ります。私はワインに詳しくない上に、調べる時間もないまま出かけてしまったので、どの
エノテカに行けばいいのやら、と思ったのですが、グランデ広場(P.za Grande)に「コントゥ
ッチ(Contucci)」という名前に聞き覚えのあるカンティーナがあったので、そこにお邪魔し
ました。後から知ったのですが、このコントゥッチ家は1400年代から続く旧家で、私が入
った建物はコントゥッチ宮と呼ばれているそうです。その中でワインの熟成や瓶詰めが行
なわれていて、そのワイン樽を見せてもらいました。

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試飲も可能で、いくつか飲ませてもらいましたが、フルボディでタンニンが効いた重厚なワ
インでした。Rosso di Montepulcianoという若いワインを1本だけお土産として買いました。
コントゥッチのホームページはこちらです。
http://www.contucci.it/

モンテプルチャーノの町からも素敵な景色が見られます。

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こちらは町の少し外れにある「ルネッサンスの真珠」といわれる教会、「マドンナ・
ディ・サン・ビアージョ教会(Madonna di San Biagio)」です。

Img_2116  Img_2122  Img_2120  Img_2126

場所を変えて何枚も撮ってみました。町からかなり坂を下ったところにあり、時間がなかっ
たので訪問はあきらめましたが、本当に美しい教会です。

モンテプルチャーノを後にし、夕暮れのなかフィレンツェ市内に戻リました。

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2004年に世界遺産に登録されたオルチャ渓谷ですが、意外と日本では知名度が低く、
訪れる日本人は少ないとのことですが、豊かな風景に心洗われました。
2度目、3度目のイタリア行きを考えている方はぜひプランに入れてほしいと思います。

お世話になったeasyfirenze.comのホームページはこちらです。

http://www.easyfirenze.com/index.html

訪問 2011年11月

   

  

 

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